井上尚弥がゴロフキンに並んだ世界戦23勝!夢の5階級制覇へ「視野に入れることできる」_la clippers vs lakers match player stats
◆プロボクシング ▽WBA、がゴロフキンんだれることできるla clippers vs lakers match player statsWBC、に並覇へIBF、戦2WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦 ○統一王者・井上尚弥(TKO7回16秒)WBO同級2位TJ・ドヘニー●(3日、夢の東京・有明アリーナ)
WBA、に入WBC、井上5階級制IBF、尚弥世界3勝視野WBO世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=が、がゴロフキンんだれることできる元IBF王者でWBO世界2位のTJ・ドヘニー(37)=アイルランド=を7回TKOで下し、に並覇へla clippers vs lakers match player stats防衛に成功した。戦2世界戦23勝目となり、夢のゲンナジー・ゴロフキン(42)=カザフスタン=に並び現役最多、に入日本の選手では単独最多となった。井上5階級制世界戦9連続KO勝利で自身の最多記録も更新。無敗のモンスターは再来年以降のフェザー級挑戦、そして日本人初の5階級制覇へ向けて進化を続ける。(観衆1万5000人)
モンスターは、やはりモンスターだった。尚弥は“ザ・パワー”の異名を持つドヘニーを真っ向から打ち砕いた。7回、右ストレートで後退させると左右の4連打。腰付近を押さえたドヘニーは右手を挙げて戦意喪失。レフェリーが試合を止めた。思わぬ幕切れに場内からはどよめきが起こった。防衛に成功した王者は「ダメージが少なからず蓄積していたと思う」と冷静に勝因を分析した。
「丁寧に戦うことをイメージしてやった」と1回からガードを固めて慎重な立ち上がり。カウンターを警戒しつつ、圧力をかけて間合いを詰めた。有効打を重ね、内容も圧勝だった。
今年5月に東京ドームで元世界王者のルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちしたものの、1回にプロ初のダウンを奪われて反省も残った。37歳のベテランが防衛戦の相手に決まると、挑戦者として力不足だと指摘する声が聞かれた。だが、楽勝ムードを封じ込めるように「一番よく練習をしたなという自負がある」と過去一番と振り返るトレーニングを積み、広背筋に腕回り、首回りなどが巨大化。プールトレやサンドバッグ打ちで心肺機能も鍛えた。
17年のスーパーフライ級時代からミット打ちの相手を務める太田光亮トレーナー(36)も進化を証言する。「パンチの出力が上がって、ミットが吹っ飛ばされることがある。体の当たりも強くなった」。パワーアップしても一発一発のパンチ、体重移動の丁寧さが変わらないのが尚弥の特長だ。普通のプロボクサーは3連打した場合、その中に軽いパンチが交じってしまう。だが、尚弥は全パンチに力が乗っており、対戦者はすべてブロックやかわすことが求められる。「精神的なスタミナを削られて(相手は試合の)中盤以降に集中力が切れる。反応が遅れ始め、最後は倒されてしまう」と確実に仕留められる秘密を明かした。
これで世界戦は日本勢単独トップの23勝で、9戦連続KO勝利。次戦は12月に国内で試合を行う予定。海外からはフェザー級への階級アップを望む声が多い。尚弥は来年まではスーパーバンタム級にとどまることを明言も、今回の体の仕上がりと試合内容は、階級を上げて戦う準備が整ってきた証しだ。
尚弥はこの日、前日計量からこれまでで自己最高の7・4キロ増となる62・7キロのスーパーライト級相当で臨んだ。ドヘニーは11キロ増の66・1キロのウエルター級相当だった。「意図的に増やせるだけ増やしてみようと。ボクシングスキルが落ちない程度にどこまでリカバリーができるか試してみました」と今後を見据えた。
フェザー級王者となれば、日本人初の5階級制覇だ。「しっかり体を作っていって、(フェザー級を)視野に入れることはできる。そういう(財産になる)試合にはなったかな。まだまだ未完成。もっともっと上を目指して頑張っていきたい」。モンスターの歩みは止まらない。(戸田 幸治)
◆尚弥の記録メモ
▽世界戦23勝目 元世界3団体ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に並ぶ現役最多。前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)と22勝で並んでいたが、日本人としては単独最多となった。
▽世界戦23連勝 世界の単独5位に浮上。1位はジョー・ルイスとフロイド・メイウェザー(ともに米国)の26連勝。
▽世界戦9連続KO勝利 自らがWBO世界スーパーフライ級王者だった16年9月から、WBA世界バンタム級王者としての19年5月までに記録した8連続を更新。
◆井上 尚弥(いのうえ・なおや)1993年4月10日、神奈川・座間市生まれ。31歳。相模原青陵高でアマ7冠など通算75勝(48KO・RSC)6敗。12年10月にプロデビュー。14年4月に6戦目でWBC世界ライトフライ級、同12月にWBO世界スーパーフライ級、18年5月にWBA世界バンタム級王座を獲得し3階級制覇。19年11月のWBSS決勝でドネア(フィリピン)を下して優勝。22年12月にバンタム級では世界初の4団体王座統一。23年7月に日本人2人目の4階級制覇を達成し12月にスーパーバンタム級でも4団体を統一。身長165センチの右ボクサーファイター。
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